ささくれ感のあるシルバーアクセサリー
◆今持っているシルバーアクセサリーの中に、妙な着け心地のものがあります。 そのシルバーアクセサリーを着けると、変な違和感を覚えるのです。 長時間着けていると、シルバーアクセサリーに触れている部分がチクチクしてきて、痛痒くなります。 他のシルバーアクセサリーでは全くならないので、アレルギーではないと思います。
金具とシルバーアクセサリーを触り比べて分かったんですが、両者では手触りに違いがあるんですよね。 シルバーアクセサリーの方が滑らかなのに対して、金具の方は縁が鋭いというか、尖った感じになってます。 私としては、金具のこういう違和感が、 シルバーアクセサリーを着けた時の違和感に繋がっているのではないか?と考えています。 このままだと、シルバーアクセサリーの着け心地が良くないので、金具を少し修正しようと思います。 金具表面を滑らかにして、シルバーアクセサリーの着用感を改善するには、どうすればよいのでしょうか?
◆着用中のシルバーアクセサリーがもたらす不快感の原因は、おそらく「バリ」でしょうね。 バリとは、シルバーアクセサリーの製作過程で生じる微小な金属片のことです。地金の切断面によく出現します。 銀板から作るシルバーアクセサリーは地金の切り貼りが多いので、バリがたくさん出ます。 鋳造とか、銀粘土で作るシルバーアクセサリーには、あまり出てきません。
製作中のシルバーアクセサリーに出現したバリは、ルーペで確認しながら処理します。 ルーペが無い場合は、指先で確認します。切断した地金の縁に、爪をあててみて下さい。 いくつかの引っかかりがあるはずです。その引っかかりが、バリの有無を見分ける目安になります。
見つけたバリは、速やかに削り落としましょう。 シルバーアクセサリーのバリ取りは、紙ヤスリ(耐水ペーパー)を使って行います。 1000番か、1200番あたりの細かい耐水ペーパーを用意してください。 (ペーパーは、使いやすい大きさに切っておきます。)
縁を面取りするような要領で紙ヤスリをあてていきます。 シルバーアクセサリーの表面を傷つけないよう気をつけながら、ちょっとずつ削っていくのがコツです。 シルバーアクセサリーとバリの出た金具を固定すると、作業がしやすくなると思います。 バリが取れたら、シルバーアクセサリーをすすいで削り粉を洗い流します。
ヤスリがけした所は、シルバーアクセサリーの手入れ用クロスで磨いておきましょう。 適度な太さの金属棒(安全ピンや縫い針など)で軽く縁を擦ると、ツヤのある仕上がりになります。 シルバーアクセサリーの製作に興味がある人は、彫金店へ行ってみて下さい。専門の道具が色々置いてあって楽しいですよ。 シルバーアクセサリーのバリを取る道具は、「キサゲ」と「(磨き)ヘラ」という名前で売ってます。
- キサゲ:切削用の刃物。バリの除去や、地金の面取りに使う。シルバーアクセサリーの研磨工程でも使うことがある。
- ヘラ:仕上げ用の金属棒。地金の表面に押し当てて擦るとツヤが出る。 これを使って磨いたシルバーアクセサリーは、硬質感のある仕上がりになる。