メモリアルジュエリーの極み?ベートーベンの髪からダイヤを作る
故人を偲んで身に着けるジュエリーのことをモーニングジュエリーとかメモリアルジュエリー、 センチメンタルジュエリーなどと言ったりします。モーニングジュエリーで代表的なのはジェットですね。 ジェットは化石化した木で作る漆黒のジュエリーで、葬儀の時に身に着けます。
昔々のヨーロッパでは遺髪を編んでジュエリーを作ったり、ジュエリーの中に編んだ遺髪を封入したりしていました。 日本でも遺骨や遺灰を入れるペンダントなんかが売られてるから、遺髪を入れたジュエリーというのはまだわかるけど、 髪の毛を編んで作ったネックレスなんかはちょっと引くかも。欧米人と日本人では髪の毛に対する感覚が違うのかなぁ。 日本では、髪の毛ってホラーとか怪談の中で取り上げられることも多いから、ネガティブなイメージが強いのかも。
メモリアルジュエリーやモーニングジュエリーというキーワードで検索すると、 そういう関係のページがヒットするからそれなりに需要があるんでしょうね。 最近は人間だけでなく、ペットの遺灰とか遺骨を使ってメモリアルジュエリーを作るサービスがあるようです。 ジュエリービジネスというのは奥が深いというか、したたかというか。 確かに、付加価値をつけて差別化できるから商売的にはうまいですよね。
そういえば、ライフジェムという会社がベートーベンの毛髪から精巧なダイヤモンドを作成するのだとか。 ベートーベンといえば誰もが知ってる有名人。ある意味これは究極のメモリアルジュエリー? ライフジェム社はメモリアルジュエリーに関する事業を展開していて、 遺灰や遺骨から抽出した炭素を使って人造ダイヤモンドを精製・販売しています。
で、気になるのがベートーベンの毛髪の出所です。ベートーベンの毛髪提供者は、 J・Fケネディーやナポレオン、アインシュタインの髪の毛などを所有しているヘアーコレクターのジョン・レズニコフ氏。 その道?(どんな道やねん)では世界的に有名らしい。ベートーベンの偉業にふさわしいダイヤモンドを残したいとのこと。
ライフジェム社によると、従来は火葬された遺骨をさらに高温にかけて99%以上純粋な炭素化合物(グラファイト)を取り出し、 それをダイヤモンド造成プレス機にかけていたそうです。今回は髪の毛を素材にすることにより、 人や動物のDNAを残したものをグラファイト化してダイヤモンドを造れるようになったとのこと。
ライフジェムが作る人造ダイヤモンドの色は、故人の体内に残る窒素等により基本的にはイエローとなるそうな。 他の鉱石の混入によりブルーダイヤやレッドダイヤモンドも造成が可能としている。 また、ペットの遺骨や遺灰からダイヤモンドを作るサービスも手掛ける。