ジュエリーに施す彫りについて

ブランドもののジュエリーやシルバーアクセサリーの中には、 表面に非常に緻密な彫りを施してあるものがあります。

自分で作ったシルバーアクセサリーやジュエリーの表面に細かい彫りを刻むには、 様々な道具を駆使する必要があります。

彫りに使う道具は、 市販のものを使う場合でも、一から作る場合でも、自分の用途に合うように加工して使うというのが基本です。 そうすることで作業がしやすくなって失敗もしにくくなります。

鋳造(キャスト)する前のロストワックスに緻密な彫りをするなら、 デザインナイフやスパチュラを使うとよいでしょう。 デザインナイフの場合は別売りの替え刃を使ったり、 スパチュラは彫る箇所の形状に合わせて市販のものの先を加工したり、 ロット棒でスパチュラを自作することでかなり細かい作業も出来ると思います。

ロット棒は彫金道具屋などに行くと売っていて、それをスパチュラのように加工します。 ロット棒を加工する場合は「焼きなます」のにガスバーナーが必要だったり、 先端の形を整えるのに彫金用のヤスリや金槌、グラインダーなどを使うこともあります。 鍛冶職人的作業をしなければならないので力が要ります。

地金を直接彫る場合はタガネが必要です。 タガネはロット棒を加工するのと同じような方法で先端を加工します。 地金表面の質感をシャープに仕上げたい場合は、タガネで彫る方法が適しています。 タガネで地金を彫る時は、対象物を固定するヤニとそれを入れるヤニ台(木台、ピッチボール)か、 常温では硬くお湯に入れると軟らかくなるヒートフォームとバイス(万力)、彫刻台などが必要です。

リューターを持っていれば、先につけるポイント(ビット)を色々使い分けて彫っていくという方法もあります。 リューターを使って地金やロストワックスを彫る場合は、彫っている最中にポイントが滑って余計な所まで削ってしまわないように、 リューターをしっかり保持しておく必要があります。回転速度などを調節しながら慎重に彫りましょう。

<刻印について
鋳造で生じるロストワックスの収縮>

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