そもそも貴金属って何?

シルバーアクセサリーやジュエリーに使われている貴金属といえばシルバーやゴールド、プラチナが代表的ですが、 パラジウムやロジウム、ルテニウムやイリジウムというのも貴金属の一種であり、 これらを含めた合計7種類の金属が貴金属元素といわれています。 さらにオスミウムを加えた合計8元素を一般に貴金属と総称しています。

ジュエリーに使われる貴金属合金

シルバーやゴールド、プラチナは純度が高い状態だと軟らかすぎて変形しやすいので、 加工する場合は「割金」と言われる他の金属を入れて合金にして適度な硬度を保っています。 貴金属では品位(純度)を表す単位として100分率ではなく1000分率(‰:パーミル)を使います。 以下の項目ではシルバーやゴールド、プラチナについてそれぞれ簡単に解説します。

シルバー

シルバーアクセサリーに一番よく使われる銀合金には、 銀:銅を925:75(‰)の割合にした「スターリングシルバー=シルバー925」があります。 お店で売られているリングの内側やペンダントの裏側に、silver925とかsv925、sterlingといった刻印が打ってあるものが多いです。

silver925以外でシルバーアクセサリーによく用いられる主な銀合金としては、銀:銅が950:50のシルバー950や、 特殊な加工を施して硬度を増した純銀などがあります。 耐磨耗性や硬さが求められる銀食器や硬貨などには、銀:銅が900:100のシルバー900(コインシルバー)というものがよく使われます。

ゴールド

ゴールドの品位(純度)にはK(カラット)を使い、金の含有率を24分率で表します。 例えば18K(18金)のゴールドには18/24、これを1000分率で表すと750‰のゴールドが使われていることになります。 ゴールドの合金はシルバーやプラチナと違って、割金に入れる金属の種類と割合によって様々な色に変化します。

例えば18Kに使われている金属は750‰の純粋な金と250‰の割金に分けられ、 その割金と色の関係は以下のようになります。 割合は単純化して書きましたが、実際はもう少し複雑になると思います。 図中の単位は‰(パーミル)です。

18Kカラーゴールドの割金と色の関係

プラチナ

ジュエリーに使われるプラチナ合金としてはプラチナ900を使うことが一般的で、 プラチナ合金の割金には相性がよいパラジウムが使われることが多いです。 プラチナの特徴の1つは、大気中はもちろん高温でも変色せず、 王水(濃塩酸:濃硝酸=3:1の割合で混合した液体)以外の酸やアルカリにも溶けず、 水銀とも反応しないという化学的安定性にあります。もう1つの特徴は、粘り強く磨耗に強いことです。

白金?ホワイトゴールド?プラチナ?

ジュエリーに使われる貴金属にホワイトゴールドというのがありますが、ホワイトゴールド(WG)を日本語にすると白金。 白金はプラチナを意味しますから、ホワイトゴールド=白金=プラチナと混同される場合があります。 ホワイトゴールドとプラチナは全く別の貴金属です。 ホワイトゴールドというのは金にパラジウムなどの割金を加えて色を白くした「金合金」です。

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