宝石はジュエリーやシルバーアクセサリーにセットされるだけでなく、 コレクションして愉しんでいる人も多いですね。 宝石の名前の由来や命名の仕方、加工と処理、日本で採れる宝石などについて簡単に解説します。
鉱物学的には化学組成と内部構造が同じならば、同一の鉱物種として扱います。 例えば、酸化アルミニウムを主成分とする鉱物は、色に関係なくコランダムという鉱物名が与えられていますが、 同じコランダムでも宝石として扱う場合は、赤い色のものをルビー、その他のものはサファイアと呼びます。 同じベリルという鉱物でも、緑色のものをエメラルド、青いものはアクアマリンといいます。
古くから知られる宝石の名前の由来はギリシャ語やラテン語に由来するものが多く、 例えばルビーは赤を意味する「ルベウス:rubeus」、 サファイアは青を意味する「サフィルス:sapphirus」、 ブラッドストーンなどは名前の通り、緑色の地色に赤色斑が点在することに由来しています。 しかし、トパーズのように由来がはっきりせず、後に混乱を与えた名前もあります。 近年では、宝石名=(地名や人名、その石の性質を表す言葉)+(石を意味するアイト「ite」)をつけるようになってきました。
宝石はその価値を高めるために、見かけが似ていてその石より価値の高い宝石から名前を取ってきて付けている場合があります。 例えば外観がジェダイト(翡翠)に似ていて、性質が全く違う石に産地などの名前を付けて○○○ジェード、 ○○○ひすい、という呼び方をしている場合があります。 これをフォールス・ネーム(誤称)と言います。 また、人工石であるキュービック・ジルコニアはダイヤに似ている為、 ダイヤモンドと思わせるようなコマーシャル・ネーム(商標名)がつけられる場合があります。
宝石は掘り出してから色や輝きを最大限に引き出す為にカット、研磨をするわけですが、 宝石の種類によっては他にも様々な人為的加工を施す場合があります。 それをエンハンスメント(改良)とトリートメント(改変)と言います。 エンハンスメントは宝石が本来持っている潜在性を引き出す行為であり、 トリートメントは宝石の性質に関係なく色を塗ったりするなど人為的に改変してしまう行為です。
種類としては約1000種類ぐらいの鉱物が見つかっており、
宝石鉱物もかなりの種類が見つかっているようです。
しかし採れても極微量であったり、採掘して採算の取れるものはほとんど無いでしょう。
日本で産出する宝石のうち、唯一誇れるものは翡翠です。
新潟の糸魚川地域が最大の産地です。この他、鳥取県若桜、兵庫県大屋、岡山県大佐、長崎県、北海道あたりです。
※場所によっては天然記念物などに指定されて、
採取して持って帰ることなどを禁止している場合があり、罰せられることがありますので注意して下さい。
宝石、ジュエリーといえばやはりダイヤモンドですが、日本で採れる可能性はまず無いです。 ダイヤは120km以上地下のマントル層で生成して、マグマによって急速に持ち上げられて、 急速冷却固化されたものが地表で発見されるので、その現象が起こる場所でないと発見されません。 日本はプレートが沈み込む場所にあり、マグマの位置はせいぜい地下数十kmなのでダイヤが生成、産出する条件には合致しません。 気が遠くなるような未来に大規模な地殻変動が起こったりすれば、もしかしたら..ってその頃人類が居るのかどうかはわかりませんが。
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