誕生石について

誕生石はジュエリーやシルバーアクセサリーにセットして販売されることが多いですね。 バースデープレゼントとして親しい人に贈ると喜ばれますよ。

誕生石の由来

誕生石の由来は明確ではありませんが、旧約聖書に深く関係があるとされています。 地域や時代によって変化したものもありますが、1912年にアメリカの宝石業界が定めた種類が一般的になっています。 それでは、1月から順に12個の誕生石を紹介していきましょう。

ガーネット:1月の誕生石

1月のバースデーストーンであるガーネットは赤色系のものが代表的ですが、緑や黄色のものもあります。 ガーネットという名前の由来は、ラテン語の「種子」を意味するgranatusだとされています。 粒状で丸みを帯びた見た目から、日本では柘榴石(ざくろいし)とも呼ばれます。 宝石質に満たないガーネットは金剛砂として使われます。金剛砂は貴金属の表面を梨地仕上げにするのに使います。

ガーネットを使ったアイテム

ガーネットペンダント:ハードで力強いイメージが特徴的なペンダントトップです。

アメシスト:2月の誕生石

2月のバースデイストーンであるアメシストは水晶の仲間で、高貴な紫色が印象的な宝石です。 酒を意味するラテン語amethystusが名前の由来だとされています。 ローマ神話に出てくる酒の神バッカスにちなんでバッカスストーンとも呼ばれます。 古くは悪酔いを防ぐお守りとしても用いられていました。 日本では紫水晶とも呼ばれます。幸運や無病息災を暗示する宝石とされています。

アクアマリン:3月の誕生石

3月のバースデーストーンであるアクアマリンと、5月の誕生石であるエメラルドは鉱物的には同じ種類です。 鉱物学上の分類ではベリルといいます。アクアマリンは青い海の色に似た透明感のある色調が特徴です。 古くは海に出る人のお守りとしても使われていました。 この宝石は暗めの照明に映えるので、アクアマリンをセットしたジュエリーは夜に着用することをオススメします。

ダイヤモンド:4月の誕生石

4月のバースデイストーンであるダイヤモンドは、数ある宝石の中でも人気ナンバーワンです。 引っかき傷に対する耐性は宝石中で最も高い(モース硬度10)ですが、衝撃には弱いので取り扱いには注意が必要です。

ダイヤモンドの成分が鉛筆の芯(グラファイト)と同じ炭素であることは有名ですが、 あの硬さの違いはどこからくるのかというと、炭素原子間の結合と結晶構造の違いによるものです。 グラファイトの結晶構造は層状で、ダイヤの結晶構造は3次元構造です。 炭素原子どうしの結びつきが強いのは3次元構造なので、硬度はダイヤモンドの方が高くなります。

ダイヤの形といえば
ラウンド・ブリリアント・カット
こんな形を連想すると思います。これはダイヤモンドの輝きを最大限に引き出す理想的なカットで、 「ラウンド・ブリリアント・カット」と呼ばれています。 カットする角度は計算によって全て決まっています。

ダイヤの特徴の1つとして、親油性つまり水をはじき、油と馴染みやすい性質があります。 その性質を利用して、ダイヤモンド鉱山では油をベルトコンベアに塗ってダイヤと他の宝石をよりわけています。 もう1つの特徴は金属より優れる熱伝導性です。金属の中でもシルバーは熱伝導性がかなり高いですが、 ダイヤモンドはそのシルバーの約5倍の熱伝導率を持っています。

ダイヤはよく"4C"が云々といわれますが、 4CというのはCarat:カラット(重量)、Color:カラー(色)、Clarity:クラリティー(透明度)、Cut:カットのことです。 これによってダイヤモンドの価値がランクづけされるわけです。 平たくいえば、重くて、無色、透明度が高く、カットがきれいなものが価値が高いダイヤということになります。

ダイヤモンドの「カットがきれいな基準」は、言いかえれば「どのくらい輝いているか」ということになります。 その輝きはダイヤに入った光がそのまま外へ出てくれば最大となります。 だからダイヤモンドの形といえば、上記のようなラウンドブリリアントカットになるわけです。

エメラルド:5月の誕生石

5月のバースデーストーンであるエメラルドは厳しい環境下で生成する為、結晶中にたくさん傷を含んでいます。 それゆえ、デリケートで割れやすく取り扱いには慎重さが要求されます。 エメラルドは人々に広く親しまれている宝石で、エメラルドグリーンという呼び名は緑色を形容する色名にもなっています。 エメラルドという名前の由来は、ギリシア語のsmaragds(スマラグドス:緑色の石)からきているとされています。

真珠:6月の誕生石

6月のバースデイストーンであるパールの独特な光沢には神秘的な魅力があります。 あのオリエンタルな輝きには様々な要素が絡んでいます。(真珠・パールについても合わせてご覧下さい。) 真珠は他の宝石と違って有機質で出来ているので酸に弱く、汗やヘアスプレー、化粧品などと接触すると変色・変質することがあります。 パールをセットしたジュエリーを身に着けた後は、真珠用クロス(手入れ用の布)で拭いておくと輝きが長持ちします。 真珠は海外で特に人気が高い宝石です。

ルビー:7月の誕生石

7月のバースデーストーンであるルビーと、9月の誕生石であるサファイアは鉱物的には同じ種類です。 鉱物学上の分類ではコランダムといいます。コランダムの中で赤色の宝石はルビー、その他の色の宝石はすべてサファイアとなります。 ルビーという名前はラテン語のrubeus(赤)に由来します。

ペリドット:8月の誕生石

8月のバースデイストーンであるペリドットは滑らかな光沢が特徴の緑色系の宝石で、 オリビン(オリーブグリーン色の石)とも呼ばれています。日本では、かんらん石という名前がついています。 それほど硬い宝石ではないので、使っているうちに磨耗してくる場合があります。 また、外部からの衝撃や酸に弱いので、取り扱いには注意が必要です。 薄暗い照明の下でよく輝くので、イブニングエメラルドという異名がついています。

サファイア:9月の誕生石

9月のバースデーストーンであるサファイアは青が印象的ですが、グリーンやイエローもあります。 サファイアという名前はラテン語のsapphirus(青色の意味)に由来します。

オパール:10月の誕生石

10月のバースデイストーンであるオパールは、キラキラと七色に変化する虹のようなきらめきが特徴的な宝石です。 この変化は遊色効果(プレイ・オブ・カラー)というものです。オパールは水分を多く含むため乾燥に弱い宝石です。

トパーズ:11月の誕生石

11月のバースデーストーンであるトパーズは、透明感のある輝きを特徴に持つ宝石です。 トパーズという名前はギリシア語のtopazos(探し求めるという意味)に由来します。

トルコ石:12月の誕生石

12月のバースデイストーンであるトルコ石はターコイズともいわれ、雲ひとつ無い青空のようなスカイブルーの色が特徴の宝石です。 網目状に入ったネットという模様が綺麗なものは珍重されます。インディアンジュエリーにセットされることが多い宝石です。 トルコ石という名前の由来は、イランやエジプトで採掘されたものがトルコを経由してヨーロッパに持ち込まれていたためで、 トルコでトルコ石は採れません。

誕生石以外の各種宝石について

ジュエリーやシルバーアクセサリーに彩りを添える宝石には、まだまだたくさんの種類があります。 以下の項目では、上で紹介した誕生石以外の宝石について説明します。 なお、宝石は種類が膨大なので、ここでは主なものに絞って紹介します。

クオーツグループ

水晶やオニキス、めのう(瑪瑙)などの宝石は石英の仲間です。 水晶は色の違いによってスモーキークオーツ(煙水晶)やシトリン(黄水晶)、ローズクオーツ(薔薇水晶)などの呼び名があるほか、 ジュエリー用から工業用まで幅広い用途で使われているので、普段目にする機会も多いと思います。

オニキスやめのうは、小さな水晶の結晶が寄り集まって出来ているので見た目が半透明になります。 ストーンカメオは縞模様がある瑪瑙に浮き彫り彫刻を施したもので、ブローチにセットされることが多いです。 ストーンカメオをあしらったジュエリーは人気が高く、熱心なコレクターが世界中に数多く存在します。 あのナポレオンもカメオにハマっていたそうです。 めのうの縞を上手く生かして彫られたカメオや、丁寧に彫られた細工の細かいカメオは希少価値が高いとされています。 カメオに彫られるモチーフは神話にちなんだものや女性の肖像が多いです。

クオーツ系の宝石を使ったアイテム

スモーキークオーツリング:シルバーに煙水晶をセットしたシンプルなリングです。
オニキスリング:シルバーと相性が良いブラックオニキスをセットしたリングです。

ヘマタイト

金属に似たメタリックな輝きを放つ宝石です。見かけは黒光りしていますが、研磨すると赤い粉末を生じます。 その様子が血を連想させることから、血石(ブラッドストーン)と呼ばれていたこともあります。 故人を偲ぶモーニングジュエリーとして使われていたほか、出血やケガを防ぐ兵士のお守りとしても用いられました。 ヘマタイトという名前はギリシア語のhema(血)に由来します。

ヘマタイト使ったアイテム

ヘマタイトリング:シルバーとヘマタイトの質感がいい感じのリングです。
ヘマタイトペンダント:裏側にも彫りを施したシルバー製のペンダントトップです。

硬玉と軟玉

見かけが緑色で半透明な宝石は翡翠というイメージが強いですが、実はジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)という2種類に分かれます。 2つの宝石は見た目こそ似ていますが、成分が異なるので鉱物学的には別の種類となります。 区別を明確にする為に、ジェダイト(硬玉)の方は本翡翠と呼ばれます。硬玉は強靭な宝石で、粘り強く割れにくいという特徴があります。 翡翠というと中国を思い浮かべますが、中国で採れるのはネフライト(軟玉)で、ジェダイトはミャンマーで採掘されています。

トルマリン

擦ると帯電することから電気石とも呼ばれる宝石で、様々な元素を含む複雑な構成で成り立っています。 含まれる成分の僅かな差によって色が違ってくるので、カラーバラエティが非常に豊富です。

<宝石の基礎
真珠・パールについて>

シルバーアクセサリーやジュエリーを作ろう

シルバーアクセサリーやジュエリーの製作技法について。自分に合う技法を探してみましょう。

シルバーアクセサリーのお手入れ

シルバーアクセサリーは変色しやすいので、マメなお手入れが必要です。

シルバーアクセサリーやジュエリーに使用される貴金属

シルバーアクセサリーやジュエリーの素材として使われている貴金属(precious metals)について